ホットワックスMUSOU
本日は2セットのスキーと1台のスノーボードにホットワックスMUSOUを施工させていただきました。
MUSOU(無双)はとても簡単なホットワックスです。
施工前の写真と施工後の比較です。
下の2枚は施工前の滑走面です。
白ばんでいますね。
これがこのような感じに変わります。(無双施工後)
真っ黒になったり艶やかになります。
ここで滑走面の話を少ししますが
滑走面には
高性能シンタード滑走面材「Hi-PEX」や表面材「Hi-TOP」、FRPシート、やグラファイト、シンタードベース(各種)と様々なものがあります。
これら滑走面は主にポリエチレンを溶かして押出成形をしたり圧力をかけ成形した素材をかつらむきのように加工したものなど様々です。
滑走面の違いは雪の結晶が付きにくかったり静電気を抑えるためのものがほとんどでそのままでも滑りますが、滑るための素材ではありません。
これは、滑走面の材質内に仮に滑るワックス成分があったとした場合接着などの問題が発生するためワックス成分を入れることが出来ないようです。(間違っていたらすみません)
滑走面素材メーカーやスキースノーボードメーカーの方達技術者の方々とも話をする機会がありますが、皆さんワックスは必要。と言います。
その割にワックスをしているお客様は少ないのが私のワックスサービスでの感想です。
下の写真は今年の野沢温泉や白馬五竜スキー場でのワックスサービスの様子ですが昨シーズン約3000人ほどの方にワックスを施工しながらどのようにされているか聞いて見ました。
(五月の野沢温泉では黒固形という悪雪用ワックスでお子さんに絵を描いてもらいました。この塗り方で滑ります)
(スノーボード:フリーライド白馬で世界3位の加藤彩也香さんにもテストしていただきました)
さて、ワックスの話に戻りますがメーカーはワックスは必要と言います。
ですがお客様はどうしたら良いかわからないまま滑っている状況です。
これは選手も同じで、実際にはコーチの勧めるものや口コミで使っている位で本人がどのワックスをどのようにかけたら良いかわかって使っている方は数人しかいませんでした。
そこでこのMUSOUですが
このワックスは
1、殆どの滑走面を最高の状態に変える
2、どんな雪でも対応しさらに滑走性能は抜群
3、施工時間は短時間で済み、それでいて長期間耐久性を持っている
こういった性能を持っています。
また、最近はやりのバックカントリーなどのツアーで問題になるのが滑走性能とシールへの影響。
チームレスキューMUSOUはフッ素を含みません。そして強固なコーティング皮膜を作るため汚れも付着せずシールへの影響はほぼ皆無です
山岳無双2000円
MUSOU4980円(60g)
汚れもつかないこのMUSOUシリーズは次世代の簡単さと滑走性能を持っています。
今、メーカーさんやレンタル、ホテル、お客様、選手、ガイドの方、海外で使っていただいて評価されはじめました。
ワックスの塗る手順はこのような感じです。
滑走面に無双を振りかけます。
初めてのお客様は少し多めが良いかと思います。2回目から少ない量で塗れます。
塗るとこのような感じに固まります。(写真下)アイロンを140度に合わせて滑走面に”トン”と置いたら前後にスライドする感じです。あまり長い時間アイロンを置きっぱなしには気をつけてください。MUSOUはすぐに溶けます。
アイロンをかけ終わったら5分以内くらいでスクレーパーで削る感じです。
気温等にもよりますがすぐ固まるため固まってしまうとスクレーパーでフラットにする作業がやりにくくなります。
もしそうなって困ったらもう一度アイロンを当てればやり直せますのでご安心ください。
こちらで施工方法を動画で紹介しております。
説明書(下)
[youtube https://www.youtube.com/watch?v=qNN6_4xF4f4&w=560&h=315]
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